一人ひとりが主役としてどう花開くのか?

自己組織化や自然経営、
あるいはティール組織では個人の才能がどう開花していくのか?

 

について今回は綴っていこうと思う。
こうした経営では自然や生態系がメタファとして使わているのでそれに沿って
考えると理解がしやすい。
では生態系において花はどうやったら開くのか?


いろいろな見方ができるが
土と水があって種があれば、ある確率で自然と育って花が咲く。
という見方もある。


つまりは環境と種である。
そして環境と種は相性がある。
熱帯地方で育つ種は極寒の地では育たない。
逆もまたしかりだ。
そんなふうに考えていくとある事例が思い当たる。
昔いた会社でこんなことがあった。


その会社はマーケティングのコンサル会社で、
一人ひとりがなんでもできる
コンサルタントになるというコンセプトで会社が経営されていた。

なんでもできるというのはお客様対応して、
実際のコンサルティングもして、
コンサル後に決まったことで
こちらが引き受けたホームページの作成などの作業もしてなど
本当にお客様が成果でるようにできることをなんでもするというスタンスだ。


僕はその環境が割とあってはいたので、
なんでもできるコンサルタントになりつつあった。

そして次に入ってきた社員もそれをめざして頑張っていた。
しかしどうにもその人は対人能力が低かった。


その結果。。。
ある月曜日の朝、社長の元に大クレームの電話があったのだ。
その日は緊急会議。
状況を聞いてみると、日曜日にお客様から電話があったのだが、
日曜日は仕事したくないので、

「日曜日はかけてこないでください」ガチャ。

みたいな対応だった様子。。。


それでお客様は「お前のところの社員はどういう教育してんだ!!」
まぁ、個人的にはどっちもどっちだなとは思ったのですが
いろいろ話し合った結果、僕がお客様対応とコンサルをして、
その後の裏方作業を対人苦手な彼に任せるという役割分担をすることになったのです。


そしたらそれが驚くほど成果が出て、
たった1週間でお客様は、いやぁ、御社に頼んで本当によかった。
と会心の笑顔になるレベル。
その後この会社では適材適所だなぁと

お互いの才能が発揮できる環境や役割を対話しながら
模索するのが当たり前になっていった。


そんなふうにそれぞれの才能の種が開花しやすい環境はなにか?
ということを対話したり試してみたりするというのは一つの方法である。


そして改めて最初の問い
では生態系において花はどうやったら開くのか?
ということを考えてみると
手を加えなくても生えるものは生えて開花するという見方もできるし
開花を邪魔する草を周りから抜いてしまうの大事という見方もできる
さらには
沢山の種を撒けばいいとか、堆肥を混ぜて土地を改良したらいいとか
いくつかの花をバランス良く植えるといいとか
いろいろな見方ができるので、ぜひ、いろんな見方を考えてみて
それが仕事ではどういうことにあたるのか?


あるいは
今の仕事で活かすにはどうしたらいいのか?
と探求したり対話してみてはいかがだろうか?

 

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